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Instagram フィード・リール・ストーリーズ 3つの投稿機能 最適な使い分けとは

2025.01.14
SHEARE

企業やブランドのInstagramアカウントは設けているものの、適切に運用できているのか、投稿方法はこれで良いのかと確信を持つことができない担当者が多いようです。


自社の商品やサービスの魅力を的確に伝えるポイントは、3つの投稿機能の使い分け。
フィード投稿・リール投稿・ストーリーズ投稿、それぞれの持つ特性を理解して効果的に使い分け、届けたい情報を届けたいタイミングで、印象的に伝えましょう。今回は、その手法を解説します。

この記事は、名古屋でSNS運用をおこなっているトガルがお伝えします。

※2024年12月時点での情報です。Instagramの仕様変更により、変更になる場合があります。

Instagramの投稿機能は、フィード投稿・リール投稿・ストーリーズ投稿の3 つ。まずはそれぞれの投稿機能の特性を理解しましょう。アカウント運用の目的を明確にし、発信したいコンテンツと相性の良い投稿機能を見極めることも重要です。

CASE) 女性向けバッグブランドの場合

・フィード投稿では … 商品のカタログ写真を用い、ブランドの世界観を表現
・リール投稿では … バッグの機能性や使用感を動画で紹介
・ストーリーズ投稿では … アンケート機能を通じてユーザーニーズを探る

CASE) 企業の採用アカウントの場合

・フィード投稿では … 入社後をイメージしやすいよう職場の写真を交えて発信
・リール投稿では … 先輩社員インタビュー動画で社風や社員の人柄を伝える
・ストーリーズ投稿では …人事担当者の日常を投稿し、親近感を持ってもらう

フィード投稿は写真などの静止画を中心としたコンテンツで、1回の投稿で最大20枚の画像を組み合わせた「カルーセル投稿」が可能です。また、最大60秒の動画も組み合わせることができます。近年では、文字やデザインを画像上に組み込んだ「情報発信型」の投稿も増えています。また、写真の下に続くキャプション欄で最大2,200文字の文章を一緒に投稿でき、写真だけでは伝えきれない情報を補足することも可能。ユーザーが雑誌やカタログを読むような感覚で閲覧したり、情報収集に活用しているコンテンツ、と言えるでしょう。

フィード投稿は、写真のクオリティと情報の有益性を上げることによって、「いいね」「保存」「シェア」「コメント」といったエンゲージメントを獲得しやすくなります。現状のアルゴリズムにおいては、まずは既存のフォロワーからエンゲージメントを獲得することが重要とされています。定期的に更新し、サイクルを回すことで新規フォロワーの獲得につながります。

リール投稿は、最大90秒のショート動画を投稿できる機能。縦長動画が画面いっぱいに表示されるので、臨場感のある、よりリアルな情報として発信することができます。 ユーザー目線では、受動的な接触、スキマ時間で視聴できる気軽さがポイント。フィード投稿と同様にキャプション欄は設けられていますが、キャプションを読まずとも動画だけで情報が得られたり、エンターテイメント性を楽しめたりといったコンテンツが評価される傾向にあります。その特性やユーザーインサイトをよく理解し、効果的な動画制作につなげましょう。

リーチ獲得においては、リール投稿は他の2つの投稿機能に比べ、圧倒的に有利だという分析結果が出ています。現在、Instagramはアルゴリズムの観点からもリール動画に力を入れており、潜在的フォロワーにもリーチできるため、認知〜興味喚起、新規フォロワー獲得にも効果的です。

ストーリーズ投稿は、投稿から24時間で自動的に消えるショート動画コンテンツです。ストーリーズを目にするのは、基本的にはフォロワーのみ。そのため、フォロワーとの関係性を深める機会として活用します。ストーリーズ投稿はホーム画面最上部に表示されるため、頻繁に投稿することでフォロワーとのタッチポイントを増やすことができます。また、「ながら視聴」や「スキマ時間視聴」が多いので、リアクションボタンやクイズ出題といった独自の機能を活用すると、気軽な相互コミュニケーションが生まれやすいのが特徴。アカウント運用の目的に合わせ、うまく活用してフォロワーのファン化をめざしましょう。

また、ストーリーズ投稿にはリンク(URL)を挿入できる点もポイントです。良好な関係を築き、自社商品やサービスへの興味関心を高めた上で、自社HPやECサイトへ誘導したり、購入や予約・問い合わせページに遷移させることにより、ユーザーの直接的なアクションを促すことができます。Instagram運用においてストーリーズ投稿は、最終目的であるコンバージョンに直結させることができるという重要な役割を担っているのです。

現状のアルゴリズムにおいては、3つの投稿機能をうまく組み合わせることが有効だと考えられています。たとえば、リーチ獲得に優位なリール投稿のみで発信を続ければ、確かにフォロワー数を伸ばすことができます。しかしフォロワーとの関係性が築けていないため、結果的にフォロワーが離脱(=フォロー解除)してしまったり、本来の運用目的であるコンバージョンの達成までに至らなかったりといった結果につながりかねません。アカウントを運用し、着実に育成していくためには、フィード投稿・リール投稿・ストーリーズ投稿をバランス良く活用していく必要があるのです。

トガルの調査では、1つのアカウントで同一ジャンルのコンテンツを発信した際に、フィード投稿とリール投稿ではアプローチしたユーザー内での「フォロワー率」に大きく差異があることがわかっています。発信したいコンテンツの内容と届けたいターゲットに合わせ、フィード投稿とリール投稿の組み合わせ方法についても考えてみてください。

・フィード投稿の場合
 既存フォロワー率:8〜9割
 フォロワー外ユーザー率:1〜2割

・リール投稿の場合
 既存フォロワー率:5〜6割
 フォロワー外ユーザー率:4〜5割

※グルメ系ジャンルのアカウントでの調査例

各機能の特性を活かした組み合わせとめざす効果

CASE) フィード投稿×ストーリーズ投稿=フィード投稿のエンゲージメントを高める

ストーリーズを頻繁に更新して、フォロワーとの関係性を深め、フィード投稿へのエンゲージメントを高める。

CASE) リール投稿×フィード投稿=リーチもエンゲージメントも高める

短期的にリーチを伸ばせるものの情報の鮮度は落ちやすいリール投稿と、情報の鮮度が落ちにくく長期的に情報発信できるフィード投稿。どちらも定期的に発信することで、リーチもエンゲージメントも高める。

Instagram投稿機能の使い分け5つのポイント
  • ・アカウントの運用方針を明確にする
  • ・情報を届けたいターゲットと発信内容を整理する
  • ・3つの投稿機能の特性と役割を理解する
  • ・アルゴリズムを意識して投稿する
  • ・基本設計のもと、3つの投稿機能を組み合わせて運用する

「写真と動画、どちらがいいのかわからない」「どのタイミングでどんな投稿をすれば効果的なのか」など、Instagram運用に迷ったことがある人も多いはず。そんなときは、3つの投稿機能の特性を理解し、うまく組み合わせながら、目的に合わせた適切な投稿につなげましょう。

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たけ
コピーライター・編集
たけ
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話し手も聞き手も。一人ひとりの思いを大切に汲み取って、実直にクリエイティブに向き合っていきたい。

企画・構成・編集:たけ/執筆:稲葉

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