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コミュニケーション設計に基づくSNS運用術

2024.10.07
SHEARE

今や人々の生活に深く根付き、
社会のありようを大きく変えたと言ってもいいSNS。
個人だけでなく企業や自治体などもアカウントを持ち、
日々発信するさまざまなメッセージを通じて
ユーザーとダイレクトなコミュニケーションを深めています。
ブランド認知、販売促進、情報提供など目的はそれぞれですが、
成功しているアカウントには、ある共通点があります。
それは、確かなコミュニケーション設計に基づき運用されていること。

誰もが簡単にアカウントを作り気軽に始められるSNSですが、
求める成果を得るには、基本的な知識と目的達成につながるコツを
身に付ける必要があります。

今回は、さまざまなクライアントのデジタルコミュニケーションに
携わるデザイナーの岡崎が、効果的なSNS運用術をご紹介します。

この記事は、名古屋でSNSアカウントの設計から運用、分析まで
トータルにサポートするトガルがお伝えします。

SNS運用の第一歩は、アカウント設計です。ユーザーとの深いコミュニケーション、高いエンゲージメントを実現するためには、プラットフォーム選択が重要になります。企業の最新情報、商品・サービスの告知など、伝える内容とSNS運用の目的によって、さまざまなプラットフォームの中から最適なものをピックアップしましょう。そのためにも、それぞれの機能やユーザー層をよく理解することが大切です。

CASE)商品の魅力を伝え販売促進につなげたい

【Instagramを選択】
調べ物に使用されることが多いため、商品の魅力をビジュアルで伝えることで、興味を抱かせる。
ショッピング機能でECサイトに紐づけることができるので、認知、興味から販売まで一連したコミュニケーションを設計できる。
またビジュアルメインのため購入者によるUGCの活用が見込める。

CASE)企業の認知度を高めたい

【Xを選択】
調べ物に使用されることが多く、リアルタイム性が高いので最新情報をキャッチしやすい。
企業情報のリリースだけでなく、社内での日常や商品の豆知識・裏話などマニアックな情報も発信。ユーザーからのコメントを促し、返信やリプライなどで直接コミュニケーションを取ることで、企業イメージや認知度の向上につなげられる。リポスト機能により拡散力が強いので、認知拡大に向いている。

何事もユーザーファースト。SNSに限らず、あらゆるコミュニケーションにおけるトガルの基本姿勢です。投稿コンテンツの企画は、ユーザーとの絆を築くための最重要ポイント。市場ニーズやフォロワーの傾向を掴み、ユーザーに求められる内容を考えます。リサーチの際は、競合アカウントについても調査し、ユーザー目線で面白いもの、わかりやすいものなど、参考になる投稿を探してみましょう。そして、ユーザーとどうコミュニケーションしていくかを多角的に検討します。

CASE)企業の採用広報の場合:ユーザーとの距離感を縮める

企業で働く人にフォーカスした企画を中心にすることで、親しみやすさを演出。それぞれの仕事に対する想いから業務以外での趣味など、どういった人物が働いているのかに焦点をあてることで社内の雰囲気がわかり、ユーザーとの距離感を縮める。

CASE)インスタマガジン「駅西さんぽ」の場合:地域全体でのコミュニケーション促進

トガルが運営するインスタマガジンで、街のグルメ・飲食店情報を発信。フォロワーやユーザーはもちろん、掲載する店舗ともコミュニケーションを設計。地域店舗とともに作り上げるキャンペーンの企画や、駅西エリアの店舗アカウントの投稿シェアなどでつながりを高め、地域全体の活性化を促す。

トガルでは、いわゆる「バズり」は目指しません。一時的な現象でしかないからです。あくまでユーザーとの絆を築き上げるための企画立案を基本としています。しかしSNSの特性上、アルゴリズムにも配慮し、「いいね」、コメント、保存など、エンゲージメントにつながる企画を心がけることも重要です。

CASE)参加型キャンペーン

UGC企画やコメントによる応募、スタンプラリーなど、ユーザーに体験を促し、より深いコミュニケーション設計ができるキャンペーン企画。

<ポイント>
・キャンペーンの目的を明確にする
・目的に合わせて「投稿CP」「コメントCP」「いいねCP」を使い分ける
・ターゲットに合わせて投稿しやすい内容か検証
・ゲーム性を持たせてユーザーの広がりを設計する
・最後に、プレゼント内容も含めてユーザーとエンゲージメントできるかを検証する

CASE)Instagramストーリーズの活用

アンケートや質問募集などでフォロワーからのアクションを促すと、エンゲージメントが高まり露出が増える。また、質問機能などでフォロワーのニーズを知ることにもつながる。積極的にコミュニケーションを構築することで、ホーム率が上がり、フォロワー外へのリーチが見込める。

CASE)アクションの傾向:地域の飲食店紹介

・あふれる肉汁などインパクトある動画の投稿は「いいね」が多い
・知る人ぞ知るローカルなお店の情報はフォローにつながる
など傾向を掴むことで、フォロワーのニーズに合った投稿ができる。

Instagramの場合、重要なのは投稿デザイン。写真を載せるだけでも成り立ちますが、メッセージや説明文の表記にも気を配ることで効果を得られます。ページをまたいだ写真や、思わず開きたくなる表紙のコピーにすることで「続きが気になる」「興味を持たせる」デザインを心がけます。
また、文字サイズにもこだわります。「小さすぎて読めない」「大きすぎてダサい」など、ターゲットによって感じ方はさまざまです。メッセージをしっかり伝えつつ、投稿を見た人が思わず「いいね」や保存、コメントしたくなるようなデザインを考えましょう。

<投稿デザインのポイント>
・「保存」や「いいね」を促すアイコン
・「保存」や「いいね」につながる内容
・適度なページ数(多すぎると散漫になったり飽きられたりする)
・動画では最初のインパクトが重要
・フィードはスワイプ、動画は離脱を減らすなど、滞在時間を増やす

SNSの醍醐味は、ユーザーと直接コミュニケーションできること。コメント返信をしない企業アカウントもありますが、ユーザーのダイレクトな反応や意見を取り入れることは、より深いコミュニケーションの形成につながるチャンスです。各プラットフォームの機能や特性をフルに活用してさまざまな形でコミュニケーションを図り、目的達成に向けて運用していきましょう。

<ポイント>
・企業の“人柄”を感じさせる投稿でいい意味でのスキを見せる
・アンケートやキャンペーン企画でコメントを促進
・「おすすめを教えて」など問いかけをする
・コメントへの返信をすることで返信がくる安心感
・アンケート機能などを使い参加しやすくする

コミュニケーションを深めるSNS運用 5つのポイント
  • 最適なプラットフォーム選択
  • エンゲージメントにつながる投稿企画
  • 投稿・分析・改善を繰り返す
  • ユーザーを考慮した投稿デザイン
  • 双方向のコミュニケーション

企業がユーザーと直接コミュニケーションできるSNS。やみくもにスタートせず、目的達成のための筋道をしっかり立てて設計・運用していくことが大切です。投稿・分析・改善を繰り返すなかで心に留めておきたいのは、相手は人間だということ。データに頼りすぎず、つねに人の気持ちを思いやるSNS運用で、より良いコミュニケーションを築いていきましょう。

名古屋で「SNS運用」ならトガル株式会社へ

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みしゃん
デザイナー
みしゃん
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伝えたい人に伝えたいことが伝わるように。

様々な生き方がある現代。それぞれの考えに寄り添い、心を動かすひとつのきっかけとなるものをつくっていきたい。

企画・構成・編集:みしゃん/執筆:稲葉

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