Z世代のリアルを可視化するトガルの「Z世代のリアル調査」
今回は「Z世代がSNSを活用して行う就職活動に関する調査」を実施しました。
SNSで情報収集を行うことが当たり前になっているZ世代の中には、就職活動においてもSNSで情報収集を行う人が多く見られます。
企業の存在やインターンシップの開催情報を彼らに知ってもらうためには、SNSをうまく利用することが求められています。就職活動を行うZ世代は、どのようにSNSで情報を収集しているのでしょうか。
東京・愛知・大阪に住む男女を対象にした定量調査を実施し、Z世代のSNSを活用した就職活動について調査しました。
Z世代のリアルをご覧ください。
この記事は、名古屋でZ世代向け調査・SNSマーケティングを行っているトガルがお伝えします。

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【調査方法】
①インターネット調査
調査期間：2024年1月
調査パネル：外部調査会社のアンケートパネルを使用
居住地：東京・愛知・大阪
性別：男女
年齢：22〜23歳の学生
回答者数：101名（男性50名/女性50名）
※上記はスクリーニング後の本調査の人数となります。
※回答率(％)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しているため、合計数値は必ずしも100％とはならない場合があります。
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01
約6割のZ世代が就職活動においてSNSを活用しており、中には「就活垢」を持つ人も存在する

Q1　就活で積極的にSNSを活用していますか？

「就職活動で積極的にSNSを活用しているか」という質問に対して、「常に活用している」と回答した人が23.6%、「時々活用している」と回答した人が15.1%、「知りたい情報がある時のみ活用している」と回答した人が19.8%でした。この結果から、約6割のZ世代が就職活動においてSNSを活用していることがわかりました。

Q2　就活用のSNSアカウントは持っていますか？

就活用のSNSアカウントについて、「持っている」人が17.9%、「持っていない」人が71.7%、「個人アカウントと併用している」人が10.4%でした。
SNSで就職活動に関する情報を収集したり発信したりするための専用のアカウントのことを「就活垢」と呼びますが、アンケートの結果から、就活垢を持っているZ世代は1割程度いることが明らかになりました。
「就活専用垢は持っていないが普段使用しているアカウントを就活垢として使用している」というZ世代も2割弱存在していることがわかります。

02
Z世代が就職活動で最も利用しているSNSは「X」！彼らがSNSで見ている情報とは

Q3　業界研究のために使用したSNSを教えてください？

業界研究のためにSNSを活用したことがあるZ世代は55.7%でした。
そのうち、一番活用されているSNSは「X」(38.7%)で、業界研究のためにSNSを活用しているZ世代の約7割がXを使用していることがわかります。続いて、5割程度のZ世代が活用しているのは「YouTube」(27.4%)や「Instagram」(25.5%)で、2割程度のZ世代が活用しているのは「TikTok」(11.3%)、「LINE」(11.3%)という結果になりました。

Q4　インターン情報を得る際に参考にしている媒体は何ですか？

インターン情報を得る際に参考にしている媒体としては、「企業の採用サイト」(50.9%)や「ナビサイト」(45.3%)、「大学のキャリアセンター」(34.9%)という回答が得られ、多くのZ世代がそれらの媒体を利用していることがわかります。しかしそれ以外にも、「X」(21.7%)や「Instagram」(16%)、「YouTube」(9.4%)、「TikTok」(3.8%)などのSNSを利用してインターン情報を得ているZ世代も存在していることが明らかになりました。

Q5　気になった企業をさらに深掘りして調べる際に使用したSNSは何ですか？

気になった企業をさらに深掘りして調べる際にSNSを使用するZ世代は4割以上存在しており、その中でも「X」(24.5%)や「YouTube」(19.8%)、「Instagram」(17%)を使用するZ世代が多いようです。

Q6　気になった企業のSNSアカウントで知りたい情報は何ですか？

気になった企業のSNSアカウントで知りたい情報として回答が多かったのは、「社風」(39.6%)や「インターン情報」(38.7%)、「人の働き方」(38.7%)でした。次に多かった回答は「企業情報」(32.1%)や「新入社員の声」(31.1%)、「就活のお役立ち情報」(29.2%)という結果が得られました。
得られた回答にはあまり大きな差はなく、SNSでは幅広い種類の情報発信が求められているようです。

03
Z世代の７割は、志望業界に関するSNS広告を閲覧している

Q7　SNS上で企業が出している採用広告をクリックし、閲覧したことはありますか？

Q8　志望業界であれば、企業の認知度が低くてもSNS上の広告を閲覧しますか？

「志望業界であれば、企業の認知度が低くてもSNS上の広告を閲覧しますか？」という質問に対して、「積極的に閲覧する」という回答は12.3%、「閲覧する」という回答は32.1%、「時々見る」という回答は27.4%、「全く見ない」という回答は28.3%でした。
この結果から、7割以上のZ世代が志望業界のSNS上の広告を閲覧しており、企業の認知度が低くても、業界が合えば広告を閲覧してもらえる可能性が高いことが明らかになりました。

Q9　新卒採用に関連する動画広告をSNSで見かけたことがありますか？

新卒採用に関連するSNS上の動画広告について、「見かけたことがある」という回答は43.4%、「見たことがない」という回答は38.7%、「わからない」という回答は17.9%でした。
動画広告は印象に残りやすいため、他の企業との差別化を図るためにも有効な手段であると考えられます。

Q10　採用の動画広告を見たことがある媒体は何ですか？

採用の動画広告を見たことがある媒体を尋ねたところ、「SNS」と答えたZ世代が5割以上見られました。「Web」(39.6%)という回答も多いことから、動画広告はインターネット上で閲覧されることが多いとわかりました。また、「テレビ」(19.8%)や「電車・駅などのデジタルサイネージ」(17%)という回答も2割弱得られました。

04
Z世代が「見たい」と思う採用動画の内容とは？

Q11　業界研究する時に見たい、採用動画のコンテンツは何ですか？

Z世代が業界研究を行う時に見たい採用動画のコンテンツとして、「会社の紹介動画」(38.7%)や「働いている風景」(31.1%)が最も求められていることがわかりました。

Q12　気になった企業を調べる時に見たい、採用動画のコンテンツは何ですか？

続いて、気になった企業を調べる時に見たい採用動画のコンテンツを尋ねたところ、一つ前の質問と同様に、「会社の紹介動画」(38.7%)や「働いている風景」(30.2%)という回答が多く得られました。 これらの結果から、業界研究や企業研究を行っているZ世代は、手短に企業の概要がわかる「会社の紹介動画」や自分が働いている様子をイメージできる「働いている風景」の採用動画を求めていると考えられます。

まとめ：Z世代は、あらゆるSNSを駆使して採用に関わる情報を集めている

今回の調査から、就職活動を行っているZ世代は、用途に応じてSNSを活用していることがわかりました。主に利用されているSNSとして、テキストがメインとなり拡散に優れたXや、画像や図がメインとなり視覚的にわかりやすいInstagram、動画がメインとなり細かい情報を短時間で大量に取得できるYouTubeが挙げられます。Z世代は、それぞれのSNSの特徴を利用し、それらを組み合わせて効率的に情報収集を行っているようです。
動画コンテンツに親しみの深いZ世代にアプローチするためには、インターネット上で効果的に採用動画を活用していくことをおすすめします。会社や社員の等身大の魅力が伝わるような採用動画を発信していきましょう。
Z世代に自社の採用情報を届けるためには、各SNSの特徴やZ世代の就職活動の進め方を理解し、SNSをうまく活用していくことが大切です。

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今回の「Z世代のリアル調査」を認知度という視点からまとめ直したデータもあります。ご興味のある方がいらっしゃいましたら、下記サイトのお問合せよりご連絡ください。

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ぽん

企画編集担当

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メディアリサーチとライティングでSNSの新たな可能性を生み出す。
Z世代の視点を取り入れ、メディアの新たな繋がりを創出する。

企画・構成・編集：ぽん／執筆：みーちゃん