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【Z世代のリアル調査】Z世代の就職活動に関する調査

2024.04.23
SHEARE

Z世代のリアルを可視化するトガルの「Z世代リアル調査」
今回は「Z世代の就職活動に関する調査」を実施しました。
近年、就活の早期化が指摘されており、今後もさらに早期化が進行するのではないかと言われています。そのような状況の中で、Z世代はどのように就職活動を行っているのでしょうか。
就職活動を行う時期や情報収集の方法、イベント参加の目的などの調査を通じて、Z世代の就職活動の実態を明らかにします。
東京・愛知・大阪に住む男女を対象にした定量調査を実施し、Z世代のSNSを活用した就職活動について調査しました。
この記事は、名古屋でZ世代向け調査・SNSマーケティングを行っているトガルがお伝えします。

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【調査方法】
①インターネット調査
調査期間:2024年1月
調査パネル:外部調査会社のアンケートパネルを使用
居住地:東京・愛知・大阪
性別:男女
年齢:22〜23歳の学生
回答者数:100名(男性50名/女性50名)
※上記はスクリーニング後の本調査の人数となります。
※回答率(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しているため、合計数値は必ずしも100%とはならない場合があります。
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レポートの著作権はトガル株式会社に帰属します。
ご使用の際は、出典:トガル株式会社 である旨を明記ください。

01
Z世代の約4割が夏インターン以前に就職活動を開始している

Q1 あなたはいつ就職活動を始めましたか?

出所:トガル株式会社「Z世代のリアル調査 Z世代の就職活動に関する調査」

Z世代に就職活動を始めた時期を尋ねたところ、多い回答として「大学3年生の夏(6月~8月)」が20.7%、「大学3年生の冬以降(12月~3月)」が19.8%、「大学3年生の春(4月~5月)」が18.1%でした。これら3つの時期に就職活動を始めた人はほとんど同程度の割合でした。
「大学3年生の春(4月~5月)」の人は3年生4月1日のナビサイト公開、「大学3年生の夏(6月~8月)」の人は夏インターン受付開始、「大学3年生の冬以降(12月~3月)」の人は冬インターンや本選考受付開始のタイミングで就職活動を開始したのではないかと考えられます。夏インターン以前に就職活動を開始するZ世代が約4割もいることがわかります。
その他には、「大学2年生の冬(12月~3月)」は10.3%、「大学3年生の秋(9月~11月)」は7.8%という結果が得られました。ナビサイト公開前の非常に早い時期から始める人や、夏休み明けの秋インターンの時期に始める人も一定数存在しているようです。
原則としてエントリーや説明会の情報解禁は3年生の3月1日とされていますが、近年の就職活動の早期化を受け、早い段階から就職活動を開始するZ世代が多いことがわかります。

Q2 就活中に企業に関する情報収集を一番に行った時期はいつですか?

出所:トガル株式会社「Z世代のリアル調査 Z世代の就職活動に関する調査」

就職活動中に企業に関する情報収集を一番行った時期を尋ねたところ、最も多かった回答は「大学3年生の冬以降(12月~3月)」(25%) で、Z世代の4分の1がその時期に最も情報収集を行っていることが明らかになりました。
その理由として、夏や秋には業界研究を行っていた学生たちが、秋冬インターンを終え、徐々に業界を絞って一つ一つの企業に目を向けていく時期であることが挙げられます。
また、外資系企業・ベンチャー企業・広告業界など選考時期が早い企業の選考対策や、3月以降に選考が開始される企業の理解促進のために、冬頃に情報収集に励むZ世代が多いのではないかと考えられます。
その他には、「大学3年生の夏(6月~8月)」(17.2%)、「大学3年生の秋(9月~11月)」(15.5%)、「大学3年生の春(4月~5月)」(12.1%)、「大学2年生の冬(12月~3月)」(7.8%)という結果になりました。

02
企業の採用サイトは、企業の情報収集や就活全般において重要視されている

Q3 企業情報をどんな手段で探すことが多かったですか?

出所:トガル株式会社「Z世代のリアル調査 Z世代の就職活動に関する調査」

「企業情報をどんな手段で探すことが多かったですか?」という質問に対し、約6割のZ世代が「企業の採用サイト」(59.6%)と回答しました。就職活動をしているZ世代に絞ると、約4分の3が企業の採用HPを参考にしていることが示されました。
次に多い手段として、「ナビサイト」(35.3%)、「就活口コミサイト」(29.3%)などの回答が得られました。インターネット上で大量の企業に関する詳細情報を閲覧できる手段を用いるZ世代も多いことが明らかになりました。
その他には、「大学のキャリアセンター」(26.7%)や「大学の先輩や友人」(19%)など大学関連の繋がりで情報収集をする人もいれば、「SNS(Instagram・YouTube・X・TikTokなど)」(13.8%)を利用している人もいるようです。

Q4 企業の採用ホームページは就活でどのくらい重要視しますか?

出所:トガル株式会社「Z世代のリアル調査 Z世代の就職活動に関する調査」

企業の採用HPをどのくらい重要視しているか尋ねたところ、「すごく重要視する」という回答が18.1%、「重要視する」という回答が42.2%という結果になりました。この結果から、6割以上のZ世代が採用HPを重要なものとして捉えていることがわかりました。

Q5 就職活動の初めの頃にナビサイトでエントリーする時に、重要視するポイントは何ですか?

出所:トガル株式会社「Z世代のリアル調査 Z世代の就職活動に関する調査」

「就職活動の初め頃にナビサイトでエントリーする際、重要視するポイントは何ですか?」という質問に対し、「仕事の内容」(46.6%)や「給料」(41.4%)という回答が上位を占めました。一方、次に多い回答として、「福利厚生」(32.8%)や「社風」(25.9%)が挙げられ、早めの段階から自身の働き方に関する情報を重要視していることがわかりました。

03
Z世代がインターンシップの情報を知り応募する手段は「ナビサイト」が圧倒的

Q6 インターン情報は、どこから知ることが一番多いですか?

出所:トガル株式会社「Z世代のリアル調査 Z世代の就職活動に関する調査」

インターンシップの情報を知る手段を尋ねたところ、「エントリーした企業からのメールで知る」(22.4)、「ナビサイトで探す」(22.4%)という回答が多く得られました。受動的に情報を受け取るだけでなく、自ら能動的に情報を探しにいくZ世代も多いということが伺えます。
他には、「SNSで探す」(10.3%)、「大学のキャリアセンターで探す」(10.3%)、「企業の採用ホームページで探す」(8.6%)という回答も見られました。

Q7 あなたがインターンシップの応募をする場合、どのようにして応募することが多いですか?

出所:トガル株式会社「Z世代のリアル調査 Z世代の就職活動に関する調査」

インターンシップに応募する際のルートを尋ねたところ、「ナビサイトを経由して」という回答が38.8%で、圧倒的に多いルートであるとわかりました。
次に多い回答は、「検索した情報を基に採用HP経由で」(13.8%)や「就活エージェントを通じて」(12.1%)でした。「SNSで収集した情報を基に採用HP経由で」(8.6%)という回答した人もおり、SNSを効果的に活用していることがわかります。

04
約9割のZ世代がインターンシップや企業説明会に参加する必要性を感じている理由とは?

Q8 あなたは企業が開催するインターンにどのような目的で参加していますか?

出所:トガル株式会社「Z世代のリアル調査 Z世代の就職活動に関する調査」

企業が開催するインターンシップに参加する目的を尋ねると、44%のZ世代が「企業理解を深めるため」と回答しており、企業研究の一環としてインターンシップに参加している学生が多いことがわかります。
その他の目的としては、「インターンシップ経由の優遇が欲しいため」(20.7%)、「WEBテストや選考の面接練習のため」(10.3%)という回答が得られました。

Q9 インターン経由の早期内定を目指していますか?

出所:トガル株式会社「Z世代のリアル調査 Z世代の就職活動に関する調査」

「インターンシップ経由の早期内定を目指していますか?」という質問に対しては、「目指している」(23.3%)、「機会があれば目指したい」(29.3%)、「それほど目指していない」(19.8%)、「早期内定など必要ない」(6.9%)という結果になりました。
この結果から、過半数のZ世代が「インターンシップ経由の早期内定を目指している/目指したい」という思いを抱いていることが明らかになりました。

Q10 入社前にその企業のインターンシップや企業説明会に参加することの重要性についてどう思いますか?

出所:トガル株式会社「Z世代のリアル調査 Z世代の就職活動に関する調査」

入社前にその企業のインターンシップや企業説明会に参加することの重要性について尋ねたところ、「必須である」(18.1%)、「参加しておいた方が良い」(50.9%)、「参加する必要はない」(10.3%)という回答が得られました。就職活動を行うZ世代においては、なんと87%もの人が参加の重要性を感じているようです。
企業のHPから情報を得るだけでなく、実際に社員の生の声を聞くことや職場の空気感を感じること、他の就活生と交流することを求めているZ世代が多いのではないでしょうか。


まとめ:Z世代の就職活動は早期化・多様化している

今回の調査から、Z世代はあらゆる手段を駆使して就職活動を行っていることがわかりました。就職活動の早期化が進行する中で、夏インターン前に就職活動を開始してインターンシップや企業説明会に積極的に参加し、能動的に情報を得ようとしている様子が明らかになりました。就職活動を開始する時期や使用する媒体は人によって大きく異なり、就職活動の行われ方も多様化しているようです。
就職活動の早期化・多様化が起こる中で、Z世代の就活生にアプローチするためには、採用サイトの内容やデザインを豊かにしたり、社員との交流の場を多く設けたりするなど、効率的に的確な情報を伝えていく工夫を施すことが大切です。

<関連記事>同時にアンケート調査をした

「Z世代がSNSを活用して行う就職活動に関する調査」もご覧ください>

今回の「Z世代のリアル調査」を認知度という視点からまとめ直したデータもあります。ご興味のある方がいらっしゃいましたら、下記サイトのお問合せよりご連絡ください。

レポートの著作権はトガル株式会社に帰属します。
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ぽん
企画編集担当
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企画・構成・編集:ぽん/執筆:みーちゃん

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