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名古屋駅駅西の伝統を未来へ紡ぐ「おいせ川あま酒プロジェクト」

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2025.05.26

名古屋駅西地域に伝承される”甘酒伝説“を通じて、地域愛の醸成・地域活性化を図る「甘酒プロジェクト」を2024年10月より始動。本プロジェクトは、駅西の地域文化を守りながら、地域への愛着と誇りを育むことを目的としています。

名古屋駅西の「甘酒伝説」とは?
名古屋市の中心地、名古屋駅西口から徒歩5分の場所に鎮座する「椿神明社」と「牧野神明社」には、江戸時代にさかのぼる伝説が語り継がれています。かつてこの地を流れていた笈瀬(おいせ)川の清水と米で作った甘酒が、流行した疫病を鎮めという言い伝えです。
この歴史にちなんで、かつては牧野5社で「甘酒祭」が開催されこの伝統は受け継がれてきました。しかし現在では、「椿神明社」と「牧野神明社」の2社のみでの開催となっています。

消えゆく文化を、未来へ。開発と伝統の共存を目指して
名古屋駅西エリアはリニア時代を見据えた都市開発の加速により、この地域固有の歴史や文化が急速に失われつつあります。この状況において、私たちは開発と伝統が共存する新しい街づくりを目指し、次世代に受け継ぐべき地域の歴史や文化を守り、発展させていく必要があると考えています。

この課題に対し、名古屋造形大学さんと地元関係者の皆様にもご協力いただきながら、「椿甘酒 地域愛・活性化プロジェクト(仮称)」を進めてきました。そして取材を重ねるなかでの気づきがありプロジェクト名を「おいせ川あま酒プロジェクト」に改め、引き続き活動を進めています。

第一弾:「甘酒伝説」を伝える紙芝居の制作
その第一弾として、地域の子どもたちへの歴史伝承を目指し、甘酒や地域の伝承に関する「紙芝居(おいせ川とあま酒)」を制作中です。制作にあたっては、文献調査や、神社関係者、商店街関係者など地域の方々への取材を重ねて制作を進めています。

牧野神明社月次祭に参加させていただいた様子


今後は、名古屋駅西の新名物となる「オリジナル甘酒」の開発、甘酒祭りへの参加・支援、駅西飲食店と連携した「甘酒メニュー」の共同開発などを実現し、名古屋駅西の歴史を次世代へつなげていきたいと思います。
何卒、ご理解・ご協力をいただけると幸いです。

<おいせ川あま酒プロジェクト 関連記事>
Vol.1 2024年10月に開催された椿神明社「甘酒祭」取材についてはこちら >

Vol.2 名古屋造形大学学生さんたちよる「おいせ川とあま酒」紙芝居制作についてはこちら >

地元関係者の方々への紙芝居(制作途中)お披露目の様子

「椿神明社」と「牧野神明社」、「笈瀬川」の関係について
名古屋駅西を南北に抜ける、「笈瀬通」は元々川であった。
このエリアは伊勢の神領であったことから、南北の川をお伊勢(笈瀬)川と呼んで、その近くに外宮にみたてた「椿神明社」、内宮に見立てた「牧野神明社」を建てたと言われている。そして、お伊勢川が呼び方を変え「笈瀬川」になったと伝わっています。

<産学連携で伝統再起と地域活性化「おいせ川あま酒プロジェクト」進行中>
産学連携で始動「甘酒プロジェクト」伝統再起と地域活性化を目指して Vol.1 >

駅西の伝統再起と地域活性化「甘酒プロジェクト」産学連携で紙芝居を制作中 Vol.2 >


<名古屋駅西エリアを中心とした地域活性化事業実績>

「駅西さんぽ祭り2024」を主催、名古屋駅西エリアの地域活性化に貢献 >

名古屋市中村区PRポスター事業(産学官連携PJ )を実施 >

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<その他 産学連携事業>
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